大手メーカーが機械化されているのに対し、ポールジロー氏は全ての葡萄を一つ一つ手で摘み品質を確認します。イーストを用いて時間を短縮した醸造ではなく、逐一様子を確認しながら葡萄を自然に発酵させます。
また一括して大量に蒸留するのではなく、片時も目を離さず樽に詰めるタイミングを計ります。膨大な時間と労力をかけながら丁寧に生産しています。
このポールジローは、海外普及品で日本向け35年とは違い木箱に収められています。35年の特徴は熟成感。角がとれた達人のような逸品です。グランシャンパーニュ コニャックの極みといっていい程の、ある種の達成感が感じられます。
海外普及品は、日本向けボトルの様な年数表記はありません。