クオリティの高さが認知され、徐々に評価が高まっているイタリアンボトラー、ウィルソン&モーガン。
リフィルホグスヘッド熟成後、1stフィルPXシェリーホグスヘッドで5年追加熟成。
<ウィルソン&モーガン社:テイスティング>
香り:PXシェリーが前面にでており、オレンジマーマレードや赤いチェリーを思わせる濃厚な果実香が広がる。オークの存在も感じられるが、過度に主張することなく全体に奥行きを与えている。
味 :PX由来の力強い影響が現れ、オレンジピールやオレンジジュースの鮮やかな柑橘が広がる。やがてカモミールを思わせるハーバルなニュアンスへと移行し、徐々にスパイス感が増していく。ペッパーやタンニンがしっかりと骨格を形成し、豊かな果実味を伴いながらも、全体は一貫してドライな印象を保つ。
余韻:オレンジジュースのジューシーさよりも、ほろ苦く深みのあるオレンジピールのニュアンスが前面に。ハーバルさ、ペッパー、タンニンがさらに強まり、引き締まった力強い余韻へとつながる。
総合:非常にアクティブな1stフィル・ペドロヒメネス樽で5年という長期後熟を施した、果実味豊かなスペイサイドモルト。PX樽の影響がしっかりと現れた、濃密で表現力に富む仕上がりでありながら、全体はドライに引き締められたスタイルが印象的です。濃密な果実味とドライな骨格が共存する、PX樽の個性をストレートに楽しめる一本。


