ラベルに描かれているファウストとメフィストフィレスは、ドイツの文豪ゲーテの代表作『ファウスト』に登場する主人公の学者と悪魔です。
それまでにあった悪魔と契約する人間の話しは、最期は地獄に落ちるか、神にひれ伏して許しを請う、というものがほとんどでしたが、物語の最期に100歳を迎えたファウストは盲目となりながらも、海を干拓して人々が自由に暮らせる理想の国を作る事業に没頭し、「時よ止まれ、お前は美しい!」という有名なセリフを残して亡くなります。そこに天の神からの救いの手が差し伸べられ、悪魔は魂を奪えずに終わります。
過ちを犯しながらも最期に救いを描くことで、ゲーテは「人間は失敗を繰り返しても、最期まで諦めずに理想を追い求め続ければ救われる」というそれまでになかった価値観(人間讃歌)を示しました。
作者のゲーテは24歳でファウストを書きはじめて82歳で書きおえ、83歳で生涯に幕を下ろしました。文豪によって58年にわたって書き続けられた文学史に残る名作となっています。
以下、輸入元資料
「ザ・オールド・フレンズ」は、シングルカスクの魅力を余すことなく楽しめるシリーズ。
自分だけの特別な一杯として、あるいは親しい友と分かち合う時間に寄り添います。厳選された原酒は最適な樽で熟成され、長期熟成にも劣らない深みと、瑞々しい個性を併せ持ちます。すべてカスクストレングス、ノンチルフィルタード、無着色。ウイスキーが本来持つ輪郭と余韻をそのままに。
このボトルに刻まれた “The Old Friends” は、人生の中で交わされた、一度きりの特別な瞬間を象徴します。血縁であれ、友情であれ、愛であれ?その人とだからこそ生まれる時間がある。ラベルに描かれた物語は、共に過ごした記憶の軌跡。グラスを傾けるたび、心の奥に眠る温度が静かに蘇る。それは過去ではなく、今もあなたの中で息づく時間。
ファウスト&メフィストフィレス
真理を求める者と、魂を誘う影。欲望と知恵、その狭間を、ふたりは共に歩んだ。選択のひとつひとつが、問いとなり、代償となる。それでも彼は歩みを止めず、影は静かに寄り添い続けた。
??The Old Friends. 答えなき問いを分かち合う、もうひとつの絆。
国内42本のみ★1stフィルバーボンバレル熟成。
<輸入元テイスティング>
香り:クランブルやバニラに、無糖のコーンフレークのニュアンス。奥に熟した洋梨が控え、やわらかく広がります。
味 :香り以上に果実味が前に出て、リンゴや洋梨、白桃、ほのかにパイナップルが広がります。中盤にクランブルのコクが重なり、アルコールは自然に溶け込みます。
余韻:中程度で、フルーティさを保ちながらごく穏やかなスパイスが続き、軽やかに収束します。
軽快な果実味と穏やかな甘みのバランスが心地よい一本です。
総合:バーボン樽由来の素直な果実味と穏やかな穀物感が調和した一本。フレッシュなフルーツを中心に、焼き菓子の優しい甘みが広がります。


