ラベルに描かれているのは、
16世紀のイングランド女王エリザベス1世と、従姉妹のスコットランド女王メアリー・スチュアート。
生涯で一度も会うことのなかった二人ですが、25年以上にわたり膨大な手紙を交わし続けました。
それぞれカトリックとプロテスタントの象徴として王位を争う政敵関係にありながらも、20代の頃、二人はお互いを「最愛の姉妹」と呼び、熱心に手紙や贈り物を交わしていました。しかし後にスコットランドを追われたメアリーはイングランドに亡命後、王位を巡ってエリザベス女王の暗殺に加担し、それが発覚したことで処刑されてしまいます。
この二人の関係性はかなり複雑で、短くまとめることが難しいため、1時間ほど考えてこの文章を書いていますがパッと見よく分からない説明になってしまいました。二人を題材とした作品は多く、アカデミー賞ノミネートの映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』など近年も傑作を生み続けていますので、よろしければ参考になさって下さい。
イギリスを「黄金時代」へ導いた処女王(ヴァージンクィーン)の異名で知られ、「国と結婚した」として独身を貫いたエリザベス1世。しかし彼女には子供がいなかったため、処刑されたメアリーの子がスコットランドとイングランドの両方の王になり、現代のイギリス王室(ウィンザー朝)に至るまで300年以上に渡り、王位はすべて処刑されたメアリー・スチュアートの直系子孫となっているのも、数奇な運命を感じます。
以下、輸入元資料
「ザ・オールド・フレンズ」は、シングルカスクの魅力を余すことなく楽しめるシリーズ。
自分だけの特別な一杯として、あるいは親しい友と分かち合う時間に寄り添います。厳選された原酒は最適な樽で熟成され、長期熟成にも劣らない深みと、瑞々しい個性を併せ持ちます。すべてカスクストレングス、ノンチルフィルタード、無着色。ウイスキーが本来持つ輪郭と余韻をそのままに。
このボトルに刻まれた “The Old Friends” は、人生の中で交わされた、一度きりの特別な瞬間を象徴します。血縁であれ、友情であれ、愛であれ?その人とだからこそ生まれる時間がある。ラベルに描かれた物語は、共に過ごした記憶の軌跡。グラスを傾けるたび、心の奥に眠る温度が静かに蘇る。それは過去ではなく、今もあなたの中で息づく時間。時を越えて寄り添い、人生にもう一つの物語を添えるウイスキーです。
エリザベス&メアリースチュアート
血で結ばれ、力に引き裂かれた、ふたりの女王。王冠の重みは、絆をも試すものだった。
近づくほどに遠ざかり、交わることのないまま、運命は絡み合っていく。
??The Old Friends. 対峙の中で結ばれた、もうひとつの宿命。
1stフィルボルドーレッドワインバリック熟成。
<輸入元テイスティング>
香り:ほのかな潮気とハーブに、紅茶とキャンディ。ブラックベリーやダークグレープ、ミルクチョコとレッドペッパーが重なります。
味 :軽やかな立ち上がりからダークフルーツが広がり、ベリーと明るいグレープ。中盤は甘みが控えめとなり、レザーとヘザー、終盤に穏やかな塩気が現れます。
余韻:中程度で、果実味が落ち着き、紅茶やレザー、ヘザーのニュアンスが前に出つつ、終盤は軽やかに収束します。
総合:ワイン樽の個性と蒸留所のキャラクターが繊細に調和した、奥行きのある仕上がりです。


