J.Mは、1845年よりマルティニーク島でラムの生産を開始、同島北部のジャングル地帯に位置しており、AOCマルティニーク規格に準拠したアグリコール(サトウキビジュース100%)ラムをメインに生産しています。
J.M蒸留所で特筆すべき点はマルティニーク島で唯一、原料のサトウキビを全て自社畑でまかなっている事です。アグリコール製法においては「いかにフレッシュなサトウキビジュースを用いるか」が非常に重要ですが、ラム J.Mの場合は自社畑が蒸留所の周辺にあるため、収穫後1時間以内に破砕が完了します。
また、蒸留後のアルコール度数を70%までに限定。フレーバーを可能な限り残すため、ノンアルコールの部分を最低でも30%は残すようにしています。
ラム愛好家のみならず、モルトファンからも熱い支持を受けるマルティニークラム、JMよりあらたな限定カスクが登場となりました。マルティニークラムの中でも一際樽へのこだわりを持つ同社ですが、今回のボトルはセラーマスターのカリーヌ・ラサル氏が同社ストックから厳選した、バーボンカスクで20年間熟成した1999年ヴィンテージのシングルカスクです。
モルト同様にアグリコールラムの熟成ビンテージ品、シングルカスクは市場価格も上昇一途でリリース自体が少ない商品となりますので、ぜひ確保しておくことをお薦めいたします。
アメリカンホワイトオークのバーボン樽熟成。
<輸入元テイスティング>
トロピカルなヒント、さらにミント、蜂蜜などの香りと、たばこ、ビターチョコレートの香りが混ざる余韻の長いラムです。


