以下、輸入元資料
DRAMLADテイスティングチームが、蒸溜所のハウススタイルを体現する良質な樽や、今のウイスキーの旨さと豊かな個性を持った樽を、真摯に選び出してリリースするコアレンジ「The One Dram Selection」。
グレンギリー蒸溜所は1797年にアバディーンシャーで創業した、スコットランドで最も古い蒸溜所の一つとされています。創業当初から、フロアモルティングを取り入れ、往時はピーティーかつフローラルな味わいのボトルも多く、ハイランドでも独自の風味を持つウイスキーを生産してきました。1990年代後半にサントリーが所有し、一度フロアモルティングは停止されましたが、2022年には蒸溜所の大規模改修が完了し、初溜釜の直火蒸溜とフロアモルティングの復活を果たしました。2009年にはラベルデザインを一新したことも記憶に新しいところです。
近年では、グレンギリー蒸溜所はそのクラシックなスタイルを守りながら、現代的な味わいを追求しており、新しい世代のウイスキー愛好者にも魅力的なブランドとして認知されている印象です。伝統を守りつつも革新を続け、現代的な味わいとクラシカルな製法が融合したシングルモルトウイスキーだと言えるでしょう。
バーボンバレル熟成。
<輸入元テイスティング>
香り:トップはフレッシュでシャープ、オレンジピールと若い青リンゴのフレッシュな果実香、トーストしたオーク、ホワイトペッパー、プレーンなウェハース。奥にある微かなバニラ香が時間を置くと次第に柔らかく広がっていく。
味 :フルーティーでモルティな香味とともにフレッシュなスパイスが広がる。若いリンゴ、ハニートースト、ほのかに香る素朴な乾いた木香。ホワイトペッパーのスパイス感と穏やかなオークのタンニン。
余韻:フレッシュで爽やかな余韻。レモンピールのほろ苦く奥行きのある爽やかな甘さ。古い木造建築や木工品を思わせる、どこか懐かしい木の香り。
総合:加水でフレッシュなシトラスとスパイスが鮮やかに広がり、時間を置くとグラスに残るバニラ香がクリーミーさを帯びてくる。今のグレンギリーらしさとクラシカルな佇まいが調和している。