沖縄本島北部に自生する琉球列島固有種の植物、「カラキ」。
沖縄シナモンとも呼ばれる希少ボタニカルを使用した、ホワイト・スパイスドラム。
一般的にフレーバードラムやスパイスドラムは、蒸留された原酒に素材を漬け込む製法ですが、こちらは蒸留時に素材を入れ蒸留しているため、甘味も一切加わっておりません。
沖縄の蒸留所『イエラム』と、吉祥寺のラムBAR・SCREW DRIVER(スクリュードライバー)のオーナーバーテンダー『海老沢忍』氏のコラボレーション。前回リリース時に反響を呼んだカラキの2023限定製造(2024リリース)。
<SCREW DRIVERオーナー海老沢 忍氏:テイスティング>
香り:レモン、金柑、橙のシトラス香がとてもよく香り立つ。ラベンダーやジャスミンの華やかなフローラルのアロマと、ヒノキやローリエの清々しい香りがバランスよく瑞々しい。
味 :べっこう飴のさらりとした甘さを感じ、オレンジピールやハッカの爽やかな味わいは、次第に西洋ワサビやジンジャーの辛み、ペパーミントやライムリーフのハーバルな清涼感へと変化。
余韻:長く、鼻裏に残るカラキ(沖縄ニッケイ)のニュアンスがとても心地よい。
総合:初春を感じさせる爽やかな香りのドライでスパイシーな沖縄産ホワイトスパイスドラム。
以下、製造元資料
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『IE LAB(イエラボ)』は、沖縄・伊江島の蒸留所『イエラム』と、吉祥寺のラムBAR・SCREW DRIVERのオーナーバーテンダー『海老沢忍』氏のコラボレーションシリーズ。
イエラムでは2011年からハイテストモラセス(サトウキビジュースのシロップ)を原料に、特徴的なラムを製造してきましたが、この『IE LAB』は、伊江島で古くから生産されている黒糖を原料に、沖縄で自生するボタニカルや果実を単一でかけ合わせ、少ない生産量ではありますが、その素材がもつ面白さを最大限に活かしたラム造りをする事をコンセプトにしています。
製造方法は数多くリリースされているスパイスドラムやフレーバードラムとは異なり、(ジンのように)蒸留時に素材を入れ蒸留。また、一般的なスパイスドラムのような甘味も一切加えておりません。そうする事で、シンプルにその素材がもつ魅力がどのように引き出されるのか・・・そんな実験的な要素をも愉しむ新しい国産ラムシリーズてす。
蒸留日:2022年1月27日 瓶詰日:2023年6月16日
カラキ(沖縄ニッケイ)とは・・・
沖縄シナモンとも呼ばれ、古くから沖縄に自生するクスノキ科の植物。樹皮だけではなく、カラキの葉からもシナモンの香りが漂い、辛みがあるのが特徴。