グランシャンパーニュの超一等地で、家族で少量生産、高品質ながらも良心的な価格を貫く、ラニョーサボラン社。
テイスティングしましたが、素晴らしいクオリティで特にお薦めです。
フロリレージュは、結晶を意味し、平均熟成年数は45年。
ぶどう品種:60%ユニブラン、40%フォルブランシュ
<テイスティングしました!>
香り:ランシオ、深みのある艶出しオーク、オレンジダークチョコ。
味 :エレガントで華やかなオーク、ランシオ、熟したプラム、はちみつ漬け金柑。
余韻:ランシオ、旨みの強いきのこ、ハーブ入りの濃い紅茶。
総合:ランシオ(貴熟香)が愉しめる佳酒。艶があり華やか、深く深く沁み渡る味わい、特にお薦め!
以下、輸入元資料
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手間を惜しまず、何世代にも渡り造り出されてきたプロプリエテールコニャック「ラニョーサボラン」。
現地では「プロプリエテール」と呼ばれる、自家栽培・自家蒸留・自家熟成・自家瓶詰している、現在のコニャックの造り手では少なくなった、製造工程の最初から最後までを手がける生産者のコニャックです。規模はとても小さくいわゆる農家の域を出ないのですが、大手の生産者には出来ない、製造工程のすべてに造り手の管理が行き届いた、希少なコニャックです。現在数あるコニャックの生産者のなかで、入念にテイスティングを行い、かつ高度なブレンディング技術をもって高品質のコニャックを生産しているのは、10社前後しかないとの事です。
そんな希少な生産者のなかで、特にその品質に関して評価が高いのがこのラニョーサボラン社。同社は1850年にコニャック地方のグラン・シャンパーニュ地区に畑を購入し、ぶどうの栽培を始めたところからスタートしています。その後の1945年頃に、当時コニャック生産者協会の会長であった、ガストン・ブリアン氏が自分自身のブランドでコニャックの生産を開始しました。その彼を継いだのが娘のデニスだったのです。そして現在では、デニスの娘のアニー、アニーの娘のパトリシアと共に、それぞれの夫の手を借りながら、3世代の女性3人で経営しています。同社はグラン・シャンパーニュの超一等地、アンブレヴィーユに46ヘクタールの畑を所有しています。
ブレンディングに関しては、少し乾燥した熟成庫と、湿度の高い熟成庫で眠っていたそれぞれのコニャックを絶妙に使い分けて、高品質に仕上げています。自ら畑を耕し、大切に育てたぶどうを感じてほしいので、ぶどう本来の風味を大切にしています!
流行を追った樽の味が支配するどっしりとした味わいではない、純粋無垢なぶどう(原料)を感じるエレガントコニャック、今の時代に希少な造り手です。これほど長期熟成でありながら、販売価格も時代に左右されることなく変わらない姿勢。ゆっくり、ゆっくりと時間はかかりましたが、はっきりと感じます。まだお試しになっていないお客様は、是非この機会にお試しください!